Aiko Miyawaki Atelier
ここでは、彫刻家の宮脇愛子(1929-2014)の作品とかつての活動について、
また、宮脇愛子にかかわる最新の情報と、宮脇愛子アトリエの活動を紹介しています。
news & diary
あらぬものへのまなざし
私の眼はいつも“あらぬもの”を
見ようとしてきたように思える。
これまでタブローやレリーフや彫刻などと、
さまざまな手段を使ってきたが、
いずれもかたちをつくることが主眼になる限り、
あらぬものは確実にとらえ得ない。
だから、いまつくっているのは、
彫刻というよりも媒体とでもよぶべきで、
それを見るまなざしが透明や半透明や、
反射や、屈折を起こしている表相と
まじり合うときにふっと何かが出現する、
そんなものを探しているのであるが・・・・・・。
宮脇愛子
© EIICHIRO SAKATA