宮脇愛子展 last works(2013〜14)
銀座・ギャラリーせいほう 11月20日〜12月2日
宮脇愛子は1950年代より文化学院で絵画を習いながら、宮脇俊三氏と結婚する事で、姉であり作家の神谷信子さんの紹介により阿部展也、齋藤義重と出会いました。油彩制作は阿部先生に習い、表現する意味(見る者があって作品が成立する)という齋藤先生の言葉に、初めての個展を養清堂を開くことになる。滝口修造氏のすすめでミラノと制作の場を移します。
そこで、カステラーニ、フォンタナなど作家と交流することになりました。
その時から宮脇愛子は60年間、油彩、真鍮、ガラス、、ステンレスワイヤー、墨など様々な素材を使い表現をしてきました、それは一貫したコンセプト 輝き、終わりのない変化を追いつづけていました。人の気づかないささやかな変化、美を見つめ、死ぬまで死んでも表現者でいたいという宮脇愛子の熱意はただならぬものでした。
自身の存在位置を刻み込む様に、貪欲に制作していたのです。
計り知れないですが、表現者として自身の美しいあらぬものを、具現化して定着させながら
そこに留まらない世界観をもちえた作家であったのだと思います。
本当に、誰にもとらえられ無いままでいるのだという思いがあったのだと思う。
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